2009-11-26

日展 親子鑑賞教室

22日の日曜日は日展のイベントで行われた親子陶芸体験教室のスタッフとして参加してきました。これは、毎年日展の開催期間中に国立新美術館の講堂で陶芸や絵や彫刻や書など様々な分野を日展作家の指導の下で子供達が体験できるという、僕が子供だったら絶対毎年参加しちゃうような楽しい企画です。

今回の陶芸部門のテーマは「タタラとカラー粘土でマグカップを作ろう」でした。タタラというのは薄い粘土の板の事です。大きな粘土の塊を同じ厚さにスライスし、その一枚の粘土の板の上に黄色やピンクなど5種類の粘土を自由に載せて絵柄や模様を作り、ローラーを転がしてプレスします。それを水道管などで使用されているような塩ビのパイプに巻きつけて筒状にし、底のパーツとしっかり張り合わせてから最後に取っ手を付けて完成です。筆で絵を描くのでは無く、粘土を指で置いていきながらイメージを膨らませていくのが面白そうでしたね。また、それまで平面的であったものが、ぐるりと一周すると絵が全部見えるというのが一つの物語性を感じます。子供達もまた陶芸をやってみたいと喜んでいたので来年も楽しみですね。