2008-12-31

31日に追いついた!

さて皆様、あと少しで2008年も終わりですね。今年はどんな一年でしたか?
僕はとにかくずっと健康でいられた事が本当に良かったですね。
この丈夫な体と、地球が無事太陽の周りを一周してくれた事、そしてこちらのブログをご愛読して下さった皆様に感謝いたします。どうもありがとうございました。
僕はこれからジェイソンのところまで行って英会話のレッスンをしてきます。(大晦日なのに(笑)。)

それでは、皆さん良いお年をお迎え下さい。

29日(月)

一昨日は高校時代の同級生が久しぶりに集まって忘年会。僕の高校は頭が良いんだか悪いんだかとにかく楽しい奴らが多くしかも男子校でありましてそれはそれはどんな忘年会になったかはご想像にお任せしますが(笑)今年の話題はやはり経済の話…ちょっと深刻な状況に…なんてことも笑いに変えてしまえるくらい素晴らしい仲間達なのであります。
10年ぶりに会った友人は今、地元の消防団になっていて「消防訓練とかで小学校とか俺も行くんだけど、これからやっぱり子供達の事とか考えていかなくちゃダメだよな~」なんて熱い話もして、火を燃やす方も消す方も思いは一緒で嬉しくなりました。

深夜一時過ぎに解散となり、電車で来ていた僕とまたへん君はどっかでラーメンでも喰ってタクシーで帰ろうということになり東武デパートの辺りから歩きだしたのですが、その時間にやっているラーメン屋が歩いても歩いても見つからず東京街道をず~~~っと歩いて江曽島方面に曲がりず~っと歩いて栃木街道に出ても無く、結局「そこのマックでいいか(笑)」と西川田のマックで午前三時半にハンバーガー(笑)。地元の方では無い方に説明しますと、距離にして7~8km。所要時間一時間半。という極寒のミッドナイトウオーキングです!僕は宇都宮~雀宮間を2.5回(0.5回は途中で寒さに耐え切れずタクシー拾いました(笑))二時間かけて歩いて帰った事がありますが、その時以来のウオーキングです。さて今度は何処まで歩きましょうかね(笑)

12月16日(火)17日(水)

16日(火)
千葉県市川氏で漆工芸の展覧会「静かなる情熱 佐治賢使の世界」を観る。作品をつくる上で造形や加飾の厳しい線がだんだんと見えてきたつもりだったが、この展覧会を見てその甘さを痛感した。その後、工和会の研究会へ。終了後は錦糸町のスタバで一服してから再び「みたかや酒場」へ。なんとマスターと女将さんが栃木の那須町出身であった!隣に座って納豆ご飯をおいしそうに食べているおじさんと仲良くなる。熱燗かなり飲んだ(笑)。

17日(水)
北海道の陶芸家、板東光太郎さんと奈良のお花屋さんK's Clubさんのコラボレーション展を観に日本橋の髙島屋ギャラリー遊工房へ行く。今年の5月に行った宇都宮での二人展以来の再会。何の連絡もせず、突然行ったのでびっくりされました(笑)。みなさんお変わり無くお元気そうでなによりです。お正月の羽根突きの羽をお花でアレンジした飾り物がかわいくて気に入ってしまいました。
その後、地下鉄の日本橋駅で路線図を見上げながら「どこか面白いところ…う~ん薄利多売のアメ横に行くか…それとも高級デパートの食品フロアに行くか…」と一人腕を組んで考えた末、タッチの差でデパート側に軍配があがり「よし!新宿伊勢丹のデパ地下へ行こう!」といざ新宿三丁目へ。いやいや年の瀬のデパ地下は思った以上の賑わいと面白さで、生鮮、生肉、畜産、ベーカリー、スイーツ、ワインコーナーとまるで食の美術館に来ているようでありました。デパ地下鑑賞を十分に満喫し、思わず美味しそうなピクルスを購入し伊勢丹を出る。JR新宿駅に向かう途中、中古CDショップのディスクユニオンのジャズ館でマイルス・デイビスのCDを三枚購入して宇都宮線に乗る。ううう…バックが重い…ぬおおこの中にあるのはマイルスデイピクルス!としょーも無い事を思いながら電車でグゥグゥ…。

10日 祇園小学校 陶芸体験教室

こちらの学校は僕の小学校からの友人(小、中、高ずっと一緒。)が先生をやっている学校で、陶芸体験教室は毎年恒例行事となり、今年で4回目です。はじめたきっかけは、彼がまだ先生になったばかり、僕がまだ陶芸の学校に通っていたころに二人で食事をしながら「総合学習の時間で陶芸とかやってみない?」「お~絶対子供達喜ぶぜそれ。」と話したことがきかっけで、翌日すぐに彼は当時の校長先生に、僕は父親に話をして、陶芸学校の友人にもスタッフをお願いして年度末に実現し、今では他校にもどんどん広まってきています。

「俺は将来絶対教師になる!」と言って本当に教師になった彼と、「陶芸」の「と」の字も頭になかった僕が、今度はこうやって子供達のために同じ教室で一緒にものづくりの楽しさを教えているのはなんだか不思議で、運命的でもあり、またそれは僕らがやるべき事なんだという強い使命感も感じています。

今、たくさんの子供達の作品は陶遊舎で乾燥中です。
焼き上がりを楽しみに待っててね~。





7(日)

2008年も残すところあとわずかとなりました。ようやく、自宅の部屋、陶遊舎、アトリエ、の掃除が全て終わり(一週間かかりました(笑)。)来年からの入力と出力が快適に行えるようになりました。残すところは、パソコンのデータの整理です。現在、自分のホームページの作成するプロジェクトが着々と進行中ですのでこちらもお楽しみにしていて下さい。

それでは今月12月7日からドドッと一気に31日まで駆け上がりましょう。

翌朝、清澄白川から井の頭線の東大駒場駅まで行き、「日本民藝館」に行く。一般公募の展覧会が開かれていたので常設展示品が少なかったが、李朝の器など歴史とその深みを感じるものでありました。また来ます。

その後、六本木に出るために渋谷駅の連絡通路を歩いていると、右側から強烈なエネールギーを感じ、見ると岡本太郎の巨大な壁画が!好きな芸術家は?と聞かれると、日本人ではこの方の名前を出してますね。はい。凄い迫力です。

六本木の21-21デザインサイトでセカンド・ネイチャー展を見る。水の中に音楽を流すことで結晶化された椅子。天井に吊り下げられた無数の乳白色の光ファイバーのインスタレーションに息をのむ。吉岡徳仁の作品の中に、自然の秩序を学んだ。








2008-12-26

6日(土) みたかや酒場

ここは東京森下。僕は今、「みたかや酒場」という小さな居酒屋に来ている。もうこの店に入ってから、かれこれ3時間くらい経っただろうか。腹の中は十分過ぎるくらいに温かい手料理で満たされ、お酒も結構飲んで、ほろ酔い加減でお勘定が出るのを待っているところだ。驚いたことに、ここの店はお客が料理を食べ終えても空いたお皿を下げることはせず、最後のお勘定の時にマスターがテーブルの上の皿を見て、計算をするのである。そしてその計算をするのはレジでも電卓でもなく、あの古典的な算盤、「そろばん」なのである。マスターの指は実に繊細で、ゆっくりと上下に動く茶色い珠の運動についつい見とれてしまった。

僕らが注文した料理は、おでんの盛り合わせに始まり、焼きさばとかんぱちの刺身、ほうれん草の胡麻和え、大根煮物、煮卵、鮭の特大おにぎり。それと生ビールとホッピーを数杯。まだまだ食べたい料理はたくさんあるのだが、胃袋のほうが「また今度」と言っている。しかしこのマスター、決して広いとは言えない厨房の中を機敏に動きながら、全てが計算されているかのように無駄無く効率的に次々と料理を作っていく。ここは昔は立ち飲み屋だったこともあり、すべての席がカウンターなので厨房の様子が良く見える。ジュジュッと揚げられる豪快なトンカツやバターがトロケ落ちる帆立焼きの香り。目の前に置かれたラッキョウ漬けの存在感…。見ているだけでも食欲をそそられ、楽しくなってきてしまう。 そして一つの厨房をお客さんがぐるっと囲んで食事を楽しむこのカウンターの形状が、店全体を更に活気づかせているのだろう。

だがそれだけでは無い。忘れてはいけないのが、女将さんの存在である。店の外にまで響きそうな明るくて張りのある大きな声でカウンター越しのお客さんと会話をしたり、笑ったり、何とも愉快痛快肝っ玉母さんといった感じだ。対照的な二人の息のあったコンビプレーで40年近くもずっとこの店を切り盛りしているのである。おにぎりを食べていた時に女将さんから頂いた、かわはぎの味噌汁の温かさは目を閉じるとじわっと体全体に広がっていくようで本当に美味しかった。

また、ここの店ではお客さんどうしで料理を交換するのも特別な事では無いようである。これ美味しいですよ、よかったらいかがですか、ありがとうございます、では私のもこれいかがですか、ありがとうございます。自分の小さな幸せを他人に譲渡し共有する。その場所にいる人達が、今、そこに同じく流れている時間に幸せを感じる。これこそが、人々の「満足感」「幸福感」を満たしていくものではないだろうか?真の幸福とは何だろう?

以前何かで読んだ文に、今の20代女性の関心事が「ブランド」や「ファッション」から「貧窮」の方へシフトしている、という事が書かれてあった。

「自分より豊かな人たち」に向かって「あなたの持っているものを私たちに与えよ」と言うのを止めて、「私より貧しい人たち」に「私は何を与えることができるか」を問う方向へシフトしている。「自分たちには何が欠けているのか」を数え上げることを止めて、「自分たちが豊かにもっているものを誰にどんなかたちで与えることができるのか」といった考え方に変わってきている。「自分が所有したいのだけれど所有できていないもの」のリスト作るより、「自分がすでに豊かに所有しているので、他者に分ち与えることのできるもの」のリストを作る方が心身の健康にはずっとよいことである。震災のときに危機を生き延びてすみやかにダメージを回復することができる「危機対応」の考え方でもある。

といった内容で、筆者同様僕も、これはとても健全な傾向であると思う。またそこから、なんだかホッとできる温かな「小さな共同体」が生まれてくるだろう。世の中「金さえあれば問題解決、自己実現」なんて考えは失われつつあるのだ…失われてしまえ…大事なのは共有、共同、共生…とそんなことを考えていると、そろばんの珠をうごかしていたマスターの右指がピタリと止まった。

「4500円です。」

!?

一瞬耳を疑った。

なんとこれだけ食べて飲んで、二人で、この金額なのである。

驚き そしてマスターと女将さんの温かい人情に 感謝 。


ほんの三時間の間に、僕はこの「みたかや酒場」で、五感の全てを刺激され、アートを感じ、多くの事を学んだ。
居酒屋でこんなに幸せを感じたのは初めてである。

「また来ま~す!」

「どうもありがとうございま~す!」

僕らが店を出る時、ちょうどまた新しいお客さんが入ってきた。

「いらっしゃい!!」

と二人の元気な声が背中に響く。

またこの声が聞きたいな…と吐く息も白く、
酒場の余韻に浸りながら僕らはゆっくりと家路についた。





※僕をこの店に連れてきてくれた友人のKENさんのブログには
写真も載っていますので、是非そちらも御覧下さい。

25(木)

さて皆様、今年のクリスマスはいかがお過ごしでしたか?
僕は午前中は粘土や釉薬を買いに益子へ行き、午後は陶遊舎で硬くなってしまった粘土をハンマーで砕いたり、水を加えて再生したりと、来年に向けて着々と準備を進めていました。
夜には自宅の部屋の掃除がいよいよクライマックスにさしかかり(まだ終わってなかったのか!)、快適なデスクワークを行えるよう机の高さを低くする、といった業務に従事しておりました。というのも、僕が中学生の頃から今まで使っていた机は、学校の会議室や体育館などにあるような長方形の茶色い机に白いペンキを上から塗ったものでしたので、パソコンをやったり文字を書いたりするのには少々位置が高く、腕や肩が疲れてきてしまうのです。学生の頃はそんなこと全く気にもしなかったのですが、年を取ったせいでしょうか、最近机や椅子の心地良さ、というものを考えるようになってきました。そんなわけで、上の天板だけ外し、下の足は折りたたんで外へしまい、新しくコンパネを買ってきて切って組み立てて土台を2つ作り、両脇に据えてその上に再び天板を乗せました。しかしまあ「ノートに書けよ!!」と昔の自分に突っ込みたくなるくらいの無数の落書きと酷い削り跡です。よっぽどフラストレーションが溜まっていたのでしょう、この机に向かっていた少年は。そんな若かりし日々を思い出しながら、今日新たに白いペンキで綺麗に上塗りしました。そこにはまだ、何も載っていません。ホワイト…クリスマス(笑)。

2008-12-25

6(土) 第二夜 ぺぺ・トルメント・アスカラール

昨日は一階席の中央で臨場感のあるステージを堪能したが、あえて二日目の今日は、二階席の二列目の中央の座席を選んだ。ホール公演ならではの大きな音の広がりを感じたかったためだが、それ以上の迫り来る凄さが第一幕の最後の曲にはあった。

「ソニア・ブラガ事件」。

「サックス、ハープ、バンドネオン、ストリングスカルテット、ツインパーカッション、ピアノ、ベースの総勢11名のストレンジ・ラウンジ・オーケストラ」と書いて、その音楽を想像することは少しは出来るだろう。それから、甘美。官能。憂鬱。不協和音…後は…と言葉を奏でればその音楽に近づいて行くことはできるだろう。けれどもやはり音楽は音楽だ。それを言葉で表すのは不可能である。

しかしこの曲に、

僕が一つだけ言葉を与えるとするならば
それは…

「血」

である。


2008-12-24

24(水)

皆様イブの夜はいかがお過ごしでしょうか?僕はジェイソンの家で英会話を習って、先程帰ってきたところです。ハロージェイソン!アンドリュー!メリークリスマス!これプレゼントだぜい。と普通ならケーキとワインのところ、僕がちょいすしたものは「宮っこ饅頭」(←知る人ぞ知る雀宮名物のしっとりもっちり饅頭でとってもおいしい。)と「いちご大福」と「日本酒」(笑)。二人ともあんこと日本酒が大好きなオーストラリアンなので、大喜びしてくれました。彼らは来年三月にオーストラリアに帰ってしまいます。日本でのクリスマスはこれで最後になってしまうのだと思うと少し寂しいですけど、オーストラリア陶芸計画をジェイソンと進めているところですので、これから益々面白くなっていきそうですよ。今日の英会話はオーストラリアの陶芸学校のウェブサイトとか見ながら「窯どうしよう?最初は買わないでレンタルにする?」なんてあっち行ってからの陶芸の話ばっかりしてました。イメージとしては陶芸とパソコンと英語を使いこなせるようになってデジタル→アナログ、アナログ→デジタルの感覚的変換を国際化するという体感翻訳。(ええとつまり…ネットばっかりやっている人達が、なんだか陶芸って楽しそうだなぁ…と興味を示して、粘土をコネコネしてみると…うおおおっ!こりゃ面白い!amazing!となったらいいなぁと)あああ早く英語を話せるようにならなければ…。

2008-12-22

6日(土)

(プリンターの次は最近大活躍していたデジタルカメラが突然意識不明の重体になってしまいまして、現在緊急入院しております。看護師の方は年明けには回復すると言っていましたがカメラの無い年末年始はちょっと寂しいですね。壊れる時は一気に壊れると言いますが、自分の体まで壊さないようにしないといけません。一昨日はフットサル、昨日はバスケと二日続けて体を動かしまして、その勢いで本日はワタクシ自宅の部屋の掃除をしております。え~今現在部屋の中は…とんでも無い散らかりようでして、今日はこのまま寝て続きはまた明日、といった感じです。まるで引越しするかのようです。何で家にほとんどいないのにこんなにいらないモノがあちらこちらにあるのでしょう。あああっ僕の性格に「几帳面」という文字があったならこんな事には…。CDと本はダンボール3箱分になりました。CDと本は僕のアトリエのほうにも分散して置いてあるのでそっちもまぁ似たような感じになっていますので、今年中にはどちらも綺麗にする事が僕の2008年の最後の仕事ですね。)


6日(土)
午前10時より読売文化センターでの陶芸講座。今日は第3回目。今回は体験の方が2名来て下さって、いつもの三名の生徒さんと一緒に粘土をコネコネ。最初に僕の方で何をつくるのか決めることはしないで、生徒さんがつくりたいものをその日に自由に楽しく作る、という自由な教室なので、三回目にして練りこみの器や球状のスタンドライトをつくっちゃうのである。


その後、自宅に帰り、車のタイヤをスタッドレスに変えてから再び電車で東京へ向かう。第二夜の開演まで時間があったので新宿のタワレコでいろいろ視聴する。今にもその場で踊り出してしまいそうになる、素晴らしいライブアルバム「IN TOKYO」で昨夜のダブ・セクステットのコンサートが蘇ってくる。僕はこの時、もう既に菊地成孔のシンメトリックな魔術にかけられていたのである。今夜のコンサートはその対極にある、悪夢的で甘美なストレンジ・ラウンジ・オーケストラなのだ。


2008-12-19

第一夜コンサート終了後

(ブログ君が現実君にどんどん離されて置いてけぼりを喰らっておりますが、大晦日には頑張って追いついて、二人仲良く手をつないでゴール、そしてスタートできるようにしたいと思います。昨日は、陶遊舎の忘年会でした。生徒の皆様、どうもお疲れ様でした。僕は昨日の日中は東京に行ってまして夜に宇都宮に帰ってきたのですが、その前日は千葉でその前は喜連川に行きその前は自治医大に行きその前は…キュルキュルキュルキュル…とやっとここでオーチャードホールを出たところに巻き戻りました。決して温泉に行って病気に…と時間が逆ですね、病気になったので温泉に行った…というわけではないので御安心を。)


さて、コンサート終了後何か食べようかと行き着いた先は渋谷駅前餃子の「王将」。先ほどまでいたオーチャードホールでコンサート前に飲んだ極上のスパークリングワイン、フェッラーリ、から王将の餃子と生ビールへの流れはなかなか乙な選択であり、この対称性は翌日更なる広がりを見せ、ある場所で見事に体現されるのである。

王将でたらふく食べた後、埼京線と宇都宮線を乗り継ぎ終電で帰宅。

2008-12-13

5(金) 第一夜 ダブセクステット

(忙しすぎてブログ内の時間が実時間に追いつかず、こうやって時間を遡りながら過去を埋める作業をしていますと、何だか自分が二つに分かれて追いかけっこしているみたいで不思議な気分になりますね。いつになったら追いつけるのでしょう?
さて続きを…)


渋谷のBukamuraオーチャードホールで菊地成孔ダブセクステットのライブを観る。六人の破綻寸前のセッションから生み出される、まるで空間を切り刻むような音とリズム。その全てを全身で感じながら、最後の電子音のフィードバックが消えるまで、終始興奮が治まることは無かった。音楽とは何か?Jazzとは何か?頭で考えて言葉を探すよりも、こんなに熱くて格好良いライブを観ているほうがずっと、その「何か」をキャッチできそうである。


2008-12-09

~5(金) PM6:00

三時間半後の午前七時半起床。帰宅途中、予想外の車線規制による渋滞に巻き込まれる。やっと抜け出せた時の開放感。たまらない。ここポイント。人生の?渋滞を科学者が考える「渋滞学」。面白い。

帰宅後、パソコンでDM制作の仕事をする。マゼンタの自己顕示欲が強まり、二年間続いていた四色インク協定がついに瓦解。(要するに壊れた。)

午後2時過ぎ、雀宮駅から上野行きの電車に乗る。車内で爆睡。地下鉄を乗り継いで新国立美術館へ行き「日展」の工芸部門を観る。

夕方6時。渋谷に到着。凄い人の多さ。二年前に「渋谷がアキバ化していく」と予想していたジャズ・ミュージシャンがいたが、妙に納得。電気屋が多くなる、という意味では無く「(ファッションなどに)気合いを入れて行く街では無くなった」という理由から。が電気屋も増えている…。  

2008-12-08

12月3(木)~4(金)

コンサートや美術館、居酒屋や公園…決してテレビやインターネットなどからでは感じることは出来ない、「時」と「場」がダイレクトに五感を刺激するその何か。多幸多福な週末の余韻が今朝になっても消えることがありません。菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールの新作「記憶喪失学」を聞きながら、自身の目まぐるしく密度の濃い五日間の記憶を整理してみることにしてみましょう。 12月3日(水)
益子に粘土と釉薬を買いに行く。翌日は今泉小学校で陶芸体験教室!午後は陶遊舎でクリスマスツリーやリースの制作。夜は今市市にあるジェイソンの家で英会話の勉強。先月から週一で習い始めているのですが、言いたいことがとっさに出てくるまでにはまだまだ時間がかかりそうです…。「英語は「Subject」(主語)をはっきりさせないと伝わらない」と注意される。確かに…日本語と英語の大きな違いはここなのです。22時に英会話終了。自分のアトリエに行き、轆轤で茶碗を挽く。26時帰宅。


12月4日(木)
午前8時半より今泉小学校で陶芸体験教室。最近小学校からの陶芸教室の依頼が増えてきまして、2008年はこちらで三校目です。学校の先生は移動があるので「以前いた学校で好評だった陶芸体験をこの学校でもやりましょう」と新しく赴任した学校でも行うことに。街中の学校のため生徒の半分はマンション住まいだそうで、あまり粘土遊びなどしたことないのでしょう、みんな面白がって夢中になって創りました。てづくりのものをつくる楽しさや喜びをもっともっと広めていきたいですね。理屈じゃなく、凄いんです、子供達。午前中二クラス、午後一クラスで充実した陶芸体験教室が終了。給食の懐かしの「あげぱん」ごちそう様でした。スタッフ全員時間の経過の早さに驚く。お疲れ様でした。
夜、ツリーの穴開け、茶碗の削りなど諸々創る。日付変わって午前4時。家に帰るのが面倒になったのでアトリエ二階で寝る。






…続きはまた後日書きま~す。



2008-12-05

ダブセクステット

展示会が終わってホッと一息と思いきやいやいやむしろグルングルンと目が回る師走へと突入しておりますワタクシ良質で心地の良い疲労感とともに本日オーチャードホールで行われるマルチポリリズムハードバップダブオリエンテッドジャズコンサートに行ってきます。12月5日(金)。雨の予報。

2008-12-01

谷口直之 陶展 終了いたしました。

展示会に御来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。雰囲気もよくてリラックスできて楽しかったなぁ~と感じていただけたら幸いです。私自身、お客様と会話をするのもとても楽しく、一日一日があっという間という感じでした。また、今回初めて御来場された方も多く、陶芸って面白そ~やってみたいなぁ~でもできるかなぁ~なんて興味のある方も多数いらっしゃいまして、それはもう是非是非Let's 陶芸!
豊かな自然とYuzo-Greenに囲まれた大谷の陶芸教室「陶遊舎」と、10月から私が講師を勤めさせて頂くことになりました宇都宮の「読売文化センター」の陶芸講座で陶芸体験が出来ますので是非いらして下さい。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。