2008-03-31

活字定食

白いご飯になめこの味噌汁おかずは活字。モグモグモグモグガリッ!?イン 歯ー!!
芥川賞受賞で川上未映子を知り、読み、ファンになった方は沢山いると思いますが、かくいう私もそのうちの一人でございまし。言葉に磁力を与え、それらをグウワァーと引き寄せる彼女の磁言の凄まじさ。「乳と卵」は小説全体を卵型に仕上げて、そら饒舌で滑らかに。ですが、単行本「わたくし率…」の巻末の短編「感じる専門家 採用試験」では小説と現代詩を鮮やかに編みこんでいく自動書記型気圧配置は西も東も破綻万丈!!

「言葉が人に着地したときに、同時に爆発させたい気持ちがある」と語る川上氏。もっともっと爆発させて下さいませ。今月号の大座談会は熱いですよ「文学界」。復刊する「早稲田文学」も面白いに決まってる。ドカン!ドカン!