2008-12-31

31日に追いついた!

さて皆様、あと少しで2008年も終わりですね。今年はどんな一年でしたか?
僕はとにかくずっと健康でいられた事が本当に良かったですね。
この丈夫な体と、地球が無事太陽の周りを一周してくれた事、そしてこちらのブログをご愛読して下さった皆様に感謝いたします。どうもありがとうございました。
僕はこれからジェイソンのところまで行って英会話のレッスンをしてきます。(大晦日なのに(笑)。)

それでは、皆さん良いお年をお迎え下さい。

29日(月)

一昨日は高校時代の同級生が久しぶりに集まって忘年会。僕の高校は頭が良いんだか悪いんだかとにかく楽しい奴らが多くしかも男子校でありましてそれはそれはどんな忘年会になったかはご想像にお任せしますが(笑)今年の話題はやはり経済の話…ちょっと深刻な状況に…なんてことも笑いに変えてしまえるくらい素晴らしい仲間達なのであります。
10年ぶりに会った友人は今、地元の消防団になっていて「消防訓練とかで小学校とか俺も行くんだけど、これからやっぱり子供達の事とか考えていかなくちゃダメだよな~」なんて熱い話もして、火を燃やす方も消す方も思いは一緒で嬉しくなりました。

深夜一時過ぎに解散となり、電車で来ていた僕とまたへん君はどっかでラーメンでも喰ってタクシーで帰ろうということになり東武デパートの辺りから歩きだしたのですが、その時間にやっているラーメン屋が歩いても歩いても見つからず東京街道をず~~~っと歩いて江曽島方面に曲がりず~っと歩いて栃木街道に出ても無く、結局「そこのマックでいいか(笑)」と西川田のマックで午前三時半にハンバーガー(笑)。地元の方では無い方に説明しますと、距離にして7~8km。所要時間一時間半。という極寒のミッドナイトウオーキングです!僕は宇都宮~雀宮間を2.5回(0.5回は途中で寒さに耐え切れずタクシー拾いました(笑))二時間かけて歩いて帰った事がありますが、その時以来のウオーキングです。さて今度は何処まで歩きましょうかね(笑)

12月16日(火)17日(水)

16日(火)
千葉県市川氏で漆工芸の展覧会「静かなる情熱 佐治賢使の世界」を観る。作品をつくる上で造形や加飾の厳しい線がだんだんと見えてきたつもりだったが、この展覧会を見てその甘さを痛感した。その後、工和会の研究会へ。終了後は錦糸町のスタバで一服してから再び「みたかや酒場」へ。なんとマスターと女将さんが栃木の那須町出身であった!隣に座って納豆ご飯をおいしそうに食べているおじさんと仲良くなる。熱燗かなり飲んだ(笑)。

17日(水)
北海道の陶芸家、板東光太郎さんと奈良のお花屋さんK's Clubさんのコラボレーション展を観に日本橋の髙島屋ギャラリー遊工房へ行く。今年の5月に行った宇都宮での二人展以来の再会。何の連絡もせず、突然行ったのでびっくりされました(笑)。みなさんお変わり無くお元気そうでなによりです。お正月の羽根突きの羽をお花でアレンジした飾り物がかわいくて気に入ってしまいました。
その後、地下鉄の日本橋駅で路線図を見上げながら「どこか面白いところ…う~ん薄利多売のアメ横に行くか…それとも高級デパートの食品フロアに行くか…」と一人腕を組んで考えた末、タッチの差でデパート側に軍配があがり「よし!新宿伊勢丹のデパ地下へ行こう!」といざ新宿三丁目へ。いやいや年の瀬のデパ地下は思った以上の賑わいと面白さで、生鮮、生肉、畜産、ベーカリー、スイーツ、ワインコーナーとまるで食の美術館に来ているようでありました。デパ地下鑑賞を十分に満喫し、思わず美味しそうなピクルスを購入し伊勢丹を出る。JR新宿駅に向かう途中、中古CDショップのディスクユニオンのジャズ館でマイルス・デイビスのCDを三枚購入して宇都宮線に乗る。ううう…バックが重い…ぬおおこの中にあるのはマイルスデイピクルス!としょーも無い事を思いながら電車でグゥグゥ…。

10日 祇園小学校 陶芸体験教室

こちらの学校は僕の小学校からの友人(小、中、高ずっと一緒。)が先生をやっている学校で、陶芸体験教室は毎年恒例行事となり、今年で4回目です。はじめたきっかけは、彼がまだ先生になったばかり、僕がまだ陶芸の学校に通っていたころに二人で食事をしながら「総合学習の時間で陶芸とかやってみない?」「お~絶対子供達喜ぶぜそれ。」と話したことがきかっけで、翌日すぐに彼は当時の校長先生に、僕は父親に話をして、陶芸学校の友人にもスタッフをお願いして年度末に実現し、今では他校にもどんどん広まってきています。

「俺は将来絶対教師になる!」と言って本当に教師になった彼と、「陶芸」の「と」の字も頭になかった僕が、今度はこうやって子供達のために同じ教室で一緒にものづくりの楽しさを教えているのはなんだか不思議で、運命的でもあり、またそれは僕らがやるべき事なんだという強い使命感も感じています。

今、たくさんの子供達の作品は陶遊舎で乾燥中です。
焼き上がりを楽しみに待っててね~。





7(日)

2008年も残すところあとわずかとなりました。ようやく、自宅の部屋、陶遊舎、アトリエ、の掃除が全て終わり(一週間かかりました(笑)。)来年からの入力と出力が快適に行えるようになりました。残すところは、パソコンのデータの整理です。現在、自分のホームページの作成するプロジェクトが着々と進行中ですのでこちらもお楽しみにしていて下さい。

それでは今月12月7日からドドッと一気に31日まで駆け上がりましょう。

翌朝、清澄白川から井の頭線の東大駒場駅まで行き、「日本民藝館」に行く。一般公募の展覧会が開かれていたので常設展示品が少なかったが、李朝の器など歴史とその深みを感じるものでありました。また来ます。

その後、六本木に出るために渋谷駅の連絡通路を歩いていると、右側から強烈なエネールギーを感じ、見ると岡本太郎の巨大な壁画が!好きな芸術家は?と聞かれると、日本人ではこの方の名前を出してますね。はい。凄い迫力です。

六本木の21-21デザインサイトでセカンド・ネイチャー展を見る。水の中に音楽を流すことで結晶化された椅子。天井に吊り下げられた無数の乳白色の光ファイバーのインスタレーションに息をのむ。吉岡徳仁の作品の中に、自然の秩序を学んだ。








2008-12-26

6日(土) みたかや酒場

ここは東京森下。僕は今、「みたかや酒場」という小さな居酒屋に来ている。もうこの店に入ってから、かれこれ3時間くらい経っただろうか。腹の中は十分過ぎるくらいに温かい手料理で満たされ、お酒も結構飲んで、ほろ酔い加減でお勘定が出るのを待っているところだ。驚いたことに、ここの店はお客が料理を食べ終えても空いたお皿を下げることはせず、最後のお勘定の時にマスターがテーブルの上の皿を見て、計算をするのである。そしてその計算をするのはレジでも電卓でもなく、あの古典的な算盤、「そろばん」なのである。マスターの指は実に繊細で、ゆっくりと上下に動く茶色い珠の運動についつい見とれてしまった。

僕らが注文した料理は、おでんの盛り合わせに始まり、焼きさばとかんぱちの刺身、ほうれん草の胡麻和え、大根煮物、煮卵、鮭の特大おにぎり。それと生ビールとホッピーを数杯。まだまだ食べたい料理はたくさんあるのだが、胃袋のほうが「また今度」と言っている。しかしこのマスター、決して広いとは言えない厨房の中を機敏に動きながら、全てが計算されているかのように無駄無く効率的に次々と料理を作っていく。ここは昔は立ち飲み屋だったこともあり、すべての席がカウンターなので厨房の様子が良く見える。ジュジュッと揚げられる豪快なトンカツやバターがトロケ落ちる帆立焼きの香り。目の前に置かれたラッキョウ漬けの存在感…。見ているだけでも食欲をそそられ、楽しくなってきてしまう。 そして一つの厨房をお客さんがぐるっと囲んで食事を楽しむこのカウンターの形状が、店全体を更に活気づかせているのだろう。

だがそれだけでは無い。忘れてはいけないのが、女将さんの存在である。店の外にまで響きそうな明るくて張りのある大きな声でカウンター越しのお客さんと会話をしたり、笑ったり、何とも愉快痛快肝っ玉母さんといった感じだ。対照的な二人の息のあったコンビプレーで40年近くもずっとこの店を切り盛りしているのである。おにぎりを食べていた時に女将さんから頂いた、かわはぎの味噌汁の温かさは目を閉じるとじわっと体全体に広がっていくようで本当に美味しかった。

また、ここの店ではお客さんどうしで料理を交換するのも特別な事では無いようである。これ美味しいですよ、よかったらいかがですか、ありがとうございます、では私のもこれいかがですか、ありがとうございます。自分の小さな幸せを他人に譲渡し共有する。その場所にいる人達が、今、そこに同じく流れている時間に幸せを感じる。これこそが、人々の「満足感」「幸福感」を満たしていくものではないだろうか?真の幸福とは何だろう?

以前何かで読んだ文に、今の20代女性の関心事が「ブランド」や「ファッション」から「貧窮」の方へシフトしている、という事が書かれてあった。

「自分より豊かな人たち」に向かって「あなたの持っているものを私たちに与えよ」と言うのを止めて、「私より貧しい人たち」に「私は何を与えることができるか」を問う方向へシフトしている。「自分たちには何が欠けているのか」を数え上げることを止めて、「自分たちが豊かにもっているものを誰にどんなかたちで与えることができるのか」といった考え方に変わってきている。「自分が所有したいのだけれど所有できていないもの」のリスト作るより、「自分がすでに豊かに所有しているので、他者に分ち与えることのできるもの」のリストを作る方が心身の健康にはずっとよいことである。震災のときに危機を生き延びてすみやかにダメージを回復することができる「危機対応」の考え方でもある。

といった内容で、筆者同様僕も、これはとても健全な傾向であると思う。またそこから、なんだかホッとできる温かな「小さな共同体」が生まれてくるだろう。世の中「金さえあれば問題解決、自己実現」なんて考えは失われつつあるのだ…失われてしまえ…大事なのは共有、共同、共生…とそんなことを考えていると、そろばんの珠をうごかしていたマスターの右指がピタリと止まった。

「4500円です。」

!?

一瞬耳を疑った。

なんとこれだけ食べて飲んで、二人で、この金額なのである。

驚き そしてマスターと女将さんの温かい人情に 感謝 。


ほんの三時間の間に、僕はこの「みたかや酒場」で、五感の全てを刺激され、アートを感じ、多くの事を学んだ。
居酒屋でこんなに幸せを感じたのは初めてである。

「また来ま~す!」

「どうもありがとうございま~す!」

僕らが店を出る時、ちょうどまた新しいお客さんが入ってきた。

「いらっしゃい!!」

と二人の元気な声が背中に響く。

またこの声が聞きたいな…と吐く息も白く、
酒場の余韻に浸りながら僕らはゆっくりと家路についた。





※僕をこの店に連れてきてくれた友人のKENさんのブログには
写真も載っていますので、是非そちらも御覧下さい。

25(木)

さて皆様、今年のクリスマスはいかがお過ごしでしたか?
僕は午前中は粘土や釉薬を買いに益子へ行き、午後は陶遊舎で硬くなってしまった粘土をハンマーで砕いたり、水を加えて再生したりと、来年に向けて着々と準備を進めていました。
夜には自宅の部屋の掃除がいよいよクライマックスにさしかかり(まだ終わってなかったのか!)、快適なデスクワークを行えるよう机の高さを低くする、といった業務に従事しておりました。というのも、僕が中学生の頃から今まで使っていた机は、学校の会議室や体育館などにあるような長方形の茶色い机に白いペンキを上から塗ったものでしたので、パソコンをやったり文字を書いたりするのには少々位置が高く、腕や肩が疲れてきてしまうのです。学生の頃はそんなこと全く気にもしなかったのですが、年を取ったせいでしょうか、最近机や椅子の心地良さ、というものを考えるようになってきました。そんなわけで、上の天板だけ外し、下の足は折りたたんで外へしまい、新しくコンパネを買ってきて切って組み立てて土台を2つ作り、両脇に据えてその上に再び天板を乗せました。しかしまあ「ノートに書けよ!!」と昔の自分に突っ込みたくなるくらいの無数の落書きと酷い削り跡です。よっぽどフラストレーションが溜まっていたのでしょう、この机に向かっていた少年は。そんな若かりし日々を思い出しながら、今日新たに白いペンキで綺麗に上塗りしました。そこにはまだ、何も載っていません。ホワイト…クリスマス(笑)。

2008-12-25

6(土) 第二夜 ぺぺ・トルメント・アスカラール

昨日は一階席の中央で臨場感のあるステージを堪能したが、あえて二日目の今日は、二階席の二列目の中央の座席を選んだ。ホール公演ならではの大きな音の広がりを感じたかったためだが、それ以上の迫り来る凄さが第一幕の最後の曲にはあった。

「ソニア・ブラガ事件」。

「サックス、ハープ、バンドネオン、ストリングスカルテット、ツインパーカッション、ピアノ、ベースの総勢11名のストレンジ・ラウンジ・オーケストラ」と書いて、その音楽を想像することは少しは出来るだろう。それから、甘美。官能。憂鬱。不協和音…後は…と言葉を奏でればその音楽に近づいて行くことはできるだろう。けれどもやはり音楽は音楽だ。それを言葉で表すのは不可能である。

しかしこの曲に、

僕が一つだけ言葉を与えるとするならば
それは…

「血」

である。


2008-12-24

24(水)

皆様イブの夜はいかがお過ごしでしょうか?僕はジェイソンの家で英会話を習って、先程帰ってきたところです。ハロージェイソン!アンドリュー!メリークリスマス!これプレゼントだぜい。と普通ならケーキとワインのところ、僕がちょいすしたものは「宮っこ饅頭」(←知る人ぞ知る雀宮名物のしっとりもっちり饅頭でとってもおいしい。)と「いちご大福」と「日本酒」(笑)。二人ともあんこと日本酒が大好きなオーストラリアンなので、大喜びしてくれました。彼らは来年三月にオーストラリアに帰ってしまいます。日本でのクリスマスはこれで最後になってしまうのだと思うと少し寂しいですけど、オーストラリア陶芸計画をジェイソンと進めているところですので、これから益々面白くなっていきそうですよ。今日の英会話はオーストラリアの陶芸学校のウェブサイトとか見ながら「窯どうしよう?最初は買わないでレンタルにする?」なんてあっち行ってからの陶芸の話ばっかりしてました。イメージとしては陶芸とパソコンと英語を使いこなせるようになってデジタル→アナログ、アナログ→デジタルの感覚的変換を国際化するという体感翻訳。(ええとつまり…ネットばっかりやっている人達が、なんだか陶芸って楽しそうだなぁ…と興味を示して、粘土をコネコネしてみると…うおおおっ!こりゃ面白い!amazing!となったらいいなぁと)あああ早く英語を話せるようにならなければ…。

2008-12-22

6日(土)

(プリンターの次は最近大活躍していたデジタルカメラが突然意識不明の重体になってしまいまして、現在緊急入院しております。看護師の方は年明けには回復すると言っていましたがカメラの無い年末年始はちょっと寂しいですね。壊れる時は一気に壊れると言いますが、自分の体まで壊さないようにしないといけません。一昨日はフットサル、昨日はバスケと二日続けて体を動かしまして、その勢いで本日はワタクシ自宅の部屋の掃除をしております。え~今現在部屋の中は…とんでも無い散らかりようでして、今日はこのまま寝て続きはまた明日、といった感じです。まるで引越しするかのようです。何で家にほとんどいないのにこんなにいらないモノがあちらこちらにあるのでしょう。あああっ僕の性格に「几帳面」という文字があったならこんな事には…。CDと本はダンボール3箱分になりました。CDと本は僕のアトリエのほうにも分散して置いてあるのでそっちもまぁ似たような感じになっていますので、今年中にはどちらも綺麗にする事が僕の2008年の最後の仕事ですね。)


6日(土)
午前10時より読売文化センターでの陶芸講座。今日は第3回目。今回は体験の方が2名来て下さって、いつもの三名の生徒さんと一緒に粘土をコネコネ。最初に僕の方で何をつくるのか決めることはしないで、生徒さんがつくりたいものをその日に自由に楽しく作る、という自由な教室なので、三回目にして練りこみの器や球状のスタンドライトをつくっちゃうのである。


その後、自宅に帰り、車のタイヤをスタッドレスに変えてから再び電車で東京へ向かう。第二夜の開演まで時間があったので新宿のタワレコでいろいろ視聴する。今にもその場で踊り出してしまいそうになる、素晴らしいライブアルバム「IN TOKYO」で昨夜のダブ・セクステットのコンサートが蘇ってくる。僕はこの時、もう既に菊地成孔のシンメトリックな魔術にかけられていたのである。今夜のコンサートはその対極にある、悪夢的で甘美なストレンジ・ラウンジ・オーケストラなのだ。


2008-12-19

第一夜コンサート終了後

(ブログ君が現実君にどんどん離されて置いてけぼりを喰らっておりますが、大晦日には頑張って追いついて、二人仲良く手をつないでゴール、そしてスタートできるようにしたいと思います。昨日は、陶遊舎の忘年会でした。生徒の皆様、どうもお疲れ様でした。僕は昨日の日中は東京に行ってまして夜に宇都宮に帰ってきたのですが、その前日は千葉でその前は喜連川に行きその前は自治医大に行きその前は…キュルキュルキュルキュル…とやっとここでオーチャードホールを出たところに巻き戻りました。決して温泉に行って病気に…と時間が逆ですね、病気になったので温泉に行った…というわけではないので御安心を。)


さて、コンサート終了後何か食べようかと行き着いた先は渋谷駅前餃子の「王将」。先ほどまでいたオーチャードホールでコンサート前に飲んだ極上のスパークリングワイン、フェッラーリ、から王将の餃子と生ビールへの流れはなかなか乙な選択であり、この対称性は翌日更なる広がりを見せ、ある場所で見事に体現されるのである。

王将でたらふく食べた後、埼京線と宇都宮線を乗り継ぎ終電で帰宅。

2008-12-13

5(金) 第一夜 ダブセクステット

(忙しすぎてブログ内の時間が実時間に追いつかず、こうやって時間を遡りながら過去を埋める作業をしていますと、何だか自分が二つに分かれて追いかけっこしているみたいで不思議な気分になりますね。いつになったら追いつけるのでしょう?
さて続きを…)


渋谷のBukamuraオーチャードホールで菊地成孔ダブセクステットのライブを観る。六人の破綻寸前のセッションから生み出される、まるで空間を切り刻むような音とリズム。その全てを全身で感じながら、最後の電子音のフィードバックが消えるまで、終始興奮が治まることは無かった。音楽とは何か?Jazzとは何か?頭で考えて言葉を探すよりも、こんなに熱くて格好良いライブを観ているほうがずっと、その「何か」をキャッチできそうである。


2008-12-09

~5(金) PM6:00

三時間半後の午前七時半起床。帰宅途中、予想外の車線規制による渋滞に巻き込まれる。やっと抜け出せた時の開放感。たまらない。ここポイント。人生の?渋滞を科学者が考える「渋滞学」。面白い。

帰宅後、パソコンでDM制作の仕事をする。マゼンタの自己顕示欲が強まり、二年間続いていた四色インク協定がついに瓦解。(要するに壊れた。)

午後2時過ぎ、雀宮駅から上野行きの電車に乗る。車内で爆睡。地下鉄を乗り継いで新国立美術館へ行き「日展」の工芸部門を観る。

夕方6時。渋谷に到着。凄い人の多さ。二年前に「渋谷がアキバ化していく」と予想していたジャズ・ミュージシャンがいたが、妙に納得。電気屋が多くなる、という意味では無く「(ファッションなどに)気合いを入れて行く街では無くなった」という理由から。が電気屋も増えている…。  

2008-12-08

12月3(木)~4(金)

コンサートや美術館、居酒屋や公園…決してテレビやインターネットなどからでは感じることは出来ない、「時」と「場」がダイレクトに五感を刺激するその何か。多幸多福な週末の余韻が今朝になっても消えることがありません。菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールの新作「記憶喪失学」を聞きながら、自身の目まぐるしく密度の濃い五日間の記憶を整理してみることにしてみましょう。 12月3日(水)
益子に粘土と釉薬を買いに行く。翌日は今泉小学校で陶芸体験教室!午後は陶遊舎でクリスマスツリーやリースの制作。夜は今市市にあるジェイソンの家で英会話の勉強。先月から週一で習い始めているのですが、言いたいことがとっさに出てくるまでにはまだまだ時間がかかりそうです…。「英語は「Subject」(主語)をはっきりさせないと伝わらない」と注意される。確かに…日本語と英語の大きな違いはここなのです。22時に英会話終了。自分のアトリエに行き、轆轤で茶碗を挽く。26時帰宅。


12月4日(木)
午前8時半より今泉小学校で陶芸体験教室。最近小学校からの陶芸教室の依頼が増えてきまして、2008年はこちらで三校目です。学校の先生は移動があるので「以前いた学校で好評だった陶芸体験をこの学校でもやりましょう」と新しく赴任した学校でも行うことに。街中の学校のため生徒の半分はマンション住まいだそうで、あまり粘土遊びなどしたことないのでしょう、みんな面白がって夢中になって創りました。てづくりのものをつくる楽しさや喜びをもっともっと広めていきたいですね。理屈じゃなく、凄いんです、子供達。午前中二クラス、午後一クラスで充実した陶芸体験教室が終了。給食の懐かしの「あげぱん」ごちそう様でした。スタッフ全員時間の経過の早さに驚く。お疲れ様でした。
夜、ツリーの穴開け、茶碗の削りなど諸々創る。日付変わって午前4時。家に帰るのが面倒になったのでアトリエ二階で寝る。






…続きはまた後日書きま~す。



2008-12-05

ダブセクステット

展示会が終わってホッと一息と思いきやいやいやむしろグルングルンと目が回る師走へと突入しておりますワタクシ良質で心地の良い疲労感とともに本日オーチャードホールで行われるマルチポリリズムハードバップダブオリエンテッドジャズコンサートに行ってきます。12月5日(金)。雨の予報。

2008-12-01

谷口直之 陶展 終了いたしました。

展示会に御来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。雰囲気もよくてリラックスできて楽しかったなぁ~と感じていただけたら幸いです。私自身、お客様と会話をするのもとても楽しく、一日一日があっという間という感じでした。また、今回初めて御来場された方も多く、陶芸って面白そ~やってみたいなぁ~でもできるかなぁ~なんて興味のある方も多数いらっしゃいまして、それはもう是非是非Let's 陶芸!
豊かな自然とYuzo-Greenに囲まれた大谷の陶芸教室「陶遊舎」と、10月から私が講師を勤めさせて頂くことになりました宇都宮の「読売文化センター」の陶芸講座で陶芸体験が出来ますので是非いらして下さい。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
















2008-11-30

2008-11-29

2008-11-28

インド



今、インドが大変な事になっている。ムンバイでの同時多発テロ。そんな危険な情勢の中、バイトの後輩のピッポ君が今、一人でインドを旅している。僕が行った5年前よりも治安はかなり悪化しており、テロの危険性の高さもわかっていた。行く前にいろいろと旅の相談に乗ってあげ、よく考えた末に彼は「やっぱり今行きたいんです。行ってきます。」と日本を発った。
下の写真はアーグラーで泊まった「ジャハンジ・ロッジ」という安宿の写真で、「みんないい人だったからさぁ~同じこのホテルに泊まってこいよ。まだやってたら、オーナーにこの写真見せてみてよ。覚えてっかなぁ~。ホレ。」とこの一枚を渡した。はたして、ピッポ君はここに泊まれたのだろうか?
ともかく、無事に帰ってきてほしい。


陶展-04


昼間の自然光に照らされたクリスマス・ツリーと夕方にライトアップされるギャラリー周りの綺麗なイルミネーション。
朝、昼、夕、それぞれの時間でまた違った展示の雰囲気を楽しめます。個展のほうも残すところあと3日となりました。お時間ございましたら是非気軽にギャラリーまで遊びに来て下さい。お待ちしております。

2008-11-27

2008-11-26

2008-11-25

2008-11-23

個展開催!

いよいよはじまりました。谷口直之「陶展」。

普段の暮らしをより豊かに、クリスマスの雰囲気がもっと楽しくなるような、手作り陶器の作品展です。お時間ございましたら是非、ギャラリーまで足を運んでみて下さい。今月30日まで開催中です。どうぞ宜しくお願いいたします。


2008-11-18

2008-11-16

谷口直之 陶展

父の展示会も無事終了し、続いて私の個展が今週の土曜日から開催されます。
街に灯る豪華なクリスマスのイルミネーションも綺麗ですが、こんな手作り陶器のホワイト・クリスマス・ツリーなどもいかがでしょうか?このDM、なかなか好評でして、1000枚刷ったのですが手元にはもうほとんど残っていません。ツリー&ハガキのデザインもお洒落でしょう?

会場には普段使いの食器や花器に加えて、ツリーやリースなどのクリスマスグッズも並びます。どうぞ親しい方お誘いあわせの上、お気軽に御来場下さい。

「谷口 直之 陶展」
2008年11月22日(土)~30日(日)
10:00am~6:00pm
※最終日は午後4時まで

ギャラリー匣
〒329-1321
栃木県さくら市馬場400-2
TEL 028-682-8745
FAX 028-682-1831

2008-10-30

丸ごと一軒 谷口勇三展

現在、栃木県小山市の住宅展示場、[ パナホーム北関東 new小山南展示場 ] で私の父親の展覧会が開催されております。庭、玄関、キッチン、リビング、和室、寝室、廊下まで多数の作品が展示してあり、モデルハウスがアート空間へと変貌。今月9日まで開催していますので、是非御来場下さい。


2008年10月13日(月) ~ 11月9日(月)
[ パナホーム北関東 new小山南展示場 ]   
栃木県小山市東城南5-6-26  
TEL 0120‐01‐7470
am10:00 ~ 16:00  水・木休

2008-10-21

Ummmm…

残念ながら、日展には落選してしまいました。なかなかうまくはいかないものですね…。
でもまぁ作品が悪くなるわけでも無くなってしまうわけでもありませんので、いつかどこかの展示会などで発表したいと思います。はい。これはこれで。

そして。
ジャジャン!
個展ヤリマス!
場所は昨年もやらせて頂いた、さくら市のギャラリー匣さん。開催期間は今日からちょうど一ヶ月後の11月22日(土)~30日(日)までです。ご案内のハガキができましたら、また改めてお知らせしたいと思います。現在、大きなクリスマスツリーを制作中。乞うご期待!

2008-10-12

フットサル

久しぶりに高校時代の同級生とフットサルをやりました。僕は小、中、高とサッカー部に所属しておりまして、宇都宮に帰ってきてからも社会人チームで二年間サッカーをやり、今年に入ってからは月に一回くらいバスケとフットサルをやっています。文系?理系?芸術系?とよく「何系か?」と聞かれることが多いのですが、自分としては「う~ん…体育会系?」と答えています。
ピアノやギターなどの楽器の演奏、サッカーボールのリフティング、粘土の菊揉み、轆轤…など技術を頭で覚えるよりも、身体に覚えさせてしまうほうが得意、というか好きなんでしょうね。出来ない事を何度も何度も繰り返して、ふとそれが出来た時。「もう一回やってみよ。…あっまた出来た!」というその「コツを掴んだ瞬間」がたまらない。自転車に乗れた時、逆上がりが出来た時、やっと掴んだ「コツ」を離したくないから、ずっとグルグルこいで、ぐるぐる回ってましたから(笑)。大人になっても変わらないんだなぁ~と。英語の単語とか、覚えてもすぐ忘れてしまうのに、身体で覚えたことって時間が経ってからも何となく出来てしまうのは不思議ですよね。

最近では甲野善紀や内田樹の身体論系の本をよく読みます。でそこから田口ランディや養老さんへと繋がっていき…と本の話はまた後ほど。

いやしかし、同じ身体があと2体くらい欲しいものです…。

2008-10-09

一段落。

ふぅ。ようやく一段落することができました。日展へ出品する作品もうまく焼きあがり、一まずホッとしております。陶芸は窯から出てくる時が一番ドキドキする瞬間で、それまで自分のもとにあった作品が一旦その手から離れて窯の中で1300℃近い高温の世界で様々なドラマを経験して還ってくるのです。その新しい創造物の誕生に陶芸ならではの驚きと喜びを感じます。今回の作品は周りの方から「どこからどうやって作ったのか?」と聞かれるくらい、少し複雑で全く新しいカタチに仕上がりました。入選するかどうかはわかりませんが、現時点の私自身の最高のパフォーマンスをみせることが出来たと思っています。


さてさてワタクシ一昨日、ちょうど上記の作品の搬入も兼ねた工和会の研究会の日に、三十路のバースデーを迎えました。その日は朝から一日中忙しく、30代最初の睡眠時間は二時間半で初朝飯はコンビニのねぎとろむすび、午前中は東京東雲まで行き工和会の皆さんの作品を研究会会場で写真撮り&プリント(工芸作品が並ぶ会場でノートパソコンとプリンター二台を持ち込み、エンジニアのように奮闘。)初昼飯はサンドウイッチをほおばりながらデジカメとパソコンをカチャカチャやって午後は本研究会に望む。終了後、撤収作業をして東雲→新木場→東京→上野と電車を乗り継ぐ。(途中東京駅の本屋で「BRUTAS」と「Pen」と「CASA」の三冊を、数秒で衝動買い。重い…)初夕食は上野駅13番線ホームにある粋家ラーメンでつけめんを食べ、スープまで全て飲み干して満員の宇都宮線に乗り込み雀宮までガタゴト1時間40分。駅からフラフラ歩いて帰宅し、すぐさま寝ようとベッドに倒れこむも全く眠れず。起き上がり、風呂に入ってから、そうだ!酒でも飲もう!と以前に友人から頂いたスパークリングワインを発見!包み紙を剥がし、さてコルクを抜こうと右手の親指を栓にあてようとした瞬間…バンッ!と勝手にコルクが勢い良く抜け、ドババババとワインがあふれ出し床がビショビショに。ウハハハとワインを飲みながらワインを拭き、久しぶりに気持ちよく酔っ払ってそのまま爆睡してしまいました。


と、初日からこんな感じで楽しい三十代が始まりました。まずは、もうこれは作品創りが一区切りついた後の恒例行事のようですが、アトリエの掃除、車の掃除、自宅の部屋の掃除、CD、写真の整理、電話代、ネット代、電気代の支払い、図書館の本の返却、散髪、歯の治療…などなどとにかくカオス極まりない身の回りを綺麗にし、日常生活に緩やかな秩序を与え、また新しい作品作りに励んでいこうと思います。


2008-09-24

DRAGON

今日は二度寝して睡眠八時間。すっきり疲れがとれたところで一気に制作12時間。この数年で何よりも一番上達したことは、制作中の「休憩の取り方」なのである。



2008-09-14

谷口ゼミ 版画制作

久しぶりのブログの更新でございます。この一ヶ月間は無我夢中で作品作りに没頭しておりました。会う人会う人に痩せた?痩せたね?大丈夫かね?と言われるのですが、少々肩と腰がコリコリしているだけで、他は全く問題無く、逆に調子が良いくらいです。

さて、本日は谷口ゼミで塩ビ版を使って版画を制作しました。僕も含めてゼミメンバー(今日は五人)は、図工の時間の版画しかやったことありませんし、普段扱う素材や技法と全く違うので、新しい世界が広がっていくようでかなり面白かったです。
カット&コラージュした塩ビ版にニードルでひっかいて即興で模様を描く。

(上)インクを刷り込みはじめ…
(中)紙を挟んでプレス!
(下)刷り上がりっ!

セロテープを貼り付けた跡がいい味出してますね~。










2008-09-12

あっちこっちで谷口勇三展








既にチラシや新聞等でご存知の方もいらっしゃると思いますが、私の父親があっちこっちで展覧会を開催しています。こちらのブログでも改めてご案内させて頂きます。(写真はギャラリー悠日です。)


1、谷口勇三 個展  -表現- GREEN 30 and Drawing
2008年9月3日(水) ~ 9月28日(日)
[ Gallery 悠日 ]    栃木県宇都宮市吉野1-7-10 
TEL 028-633-6285
http://www.yujitsu.com/jp/
* am11:00 ~ 18:00 火曜日休み
2、栃木に潜むチカラ   栃木の現代陶芸
2008年7月19日(土) ~ 10月5日(日)
[ 益子陶芸美術館 ](陶芸メッセ・益子)  
栃木県芳賀郡益子町益子3021
                 TEL 0285-72-7555
http://art-mashiko.jp/jexhibition/kikaku/kikakITIRAN.htm
* am9:30 ~ pm17:00 月曜日休館
3、谷口GREEN in Mee’s Gallery
2008年9月3日(水) ~ 9月28日(日)
[ Mee’s Gallery ]    栃木県宇都宮市大曽2-2-13 
TEL・FAX 028‐627-2695
http://mees.karakasa.com/www/index.html
* am11:00 ~ 18:00 火曜日休み
4、丸ごと一軒 谷口勇三展
2008年10月13日(月) ~ 11月9日(月)
[ パナホーム北関東 new小山南展示場 ]   
栃木県小山市東城南5-6-26  
TEL 0120‐01‐7470
* am10:00 ~ 16:00  水・木休み
5、 国際野外の表現展 ART- 人間と自然が共存する環境について考える -
2008年9月13日(土) ~ 10月12日(日)
[ 東京電機大学鳩山キャンパス内/東松山市千年谷公園 ]
埼玉県東松山市内
http://blog.ioe-hiki.com/
am 9:00 ~ pm16:00



2008-08-10

ああっ懐かしい…

暑くなればなるほど体の調子がどんどん良くなり、スイッチ強の扇風機なみに高速で回転してトバしまくる、どうやら熱帯仕様に作られているようですこの身体。そういえばインドへ行った時なんかも、毎日気温が40度近くなるバラナシで、しかも日中5,6時間の停電はあたりまえ、部屋の天井のプロペラも動かず水も出ない、といった状況でも汗だくになりながらひたすらタブラを叩きまくっておりました。インドへ行った人は「もう二度と行きたくない…」か「絶対また行きたい!」のどちらかに分かれるといいますが、僕は断然後者であり、そんな思いで日本に帰ってきたとたんにガクンと体調を崩し、しばらくの間腹を下しておりました。「ああっ…これは調子に乗って露天で売っていたキュウリとかスイカとか喰っちまったからだな…。ガイドブックとかに、絶対食べてはいけません、とか書かれてあったの知ってたけど、まぁ最後だからいいかと思って試しに喰ったらこれだ…なんでインドで中った時のために買った整腸剤を帰国後に開封して飲んでんだ俺は(笑)。こりゃなんか変なの持って帰ってきちまったか?医者に診てもらうか…」と近くの病院で診てもらったところ先生は一言、「日本の風邪です。」なんと病名は「風邪」でした(笑)。インドでの暴食全く関係なしっ。どうやら4月上旬の涼しさに、僕の体がうまく順応してくれなかったようです。

北海道は今涼しいらしいですよ~。今日、光太郎君から電話がかかってきまして
「ど~も~おひさしぶりで~す。どうですか?そっちは暑いですか~?」
「もう暑くて暑くて~みんな溶けちゃってますよ~アハハハハ(笑)そっちはどうですか~?」
「こっちは結構涼しいですよ~半袖じゃあ寒いくらいですね~。」
なぁ~んて言ってましたので、僕が今行ったらすぐ風邪ひいちゃいますね(笑)。

2008-08-08

ダブルカウントダウン

僕の記憶が確かならば、今年の日展の搬入日は今日からちょうど2ヵ月後の10月7日のはず。その日はなんと、ワタクシの30歳の誕生日であります。本日、作品化するためのマケットを決定し、いよいよこれから大作へ挑みます。どうやら20代最後の二ヶ月間は自分自身との壮絶な戦いが繰り広げられそうです。

え~そんな中、こちらのブログではわたくしの個人的な「息抜きの場」として、メチャクチャな事を書いて、書いたら書きっぱなし、というカオティックな状態が続いてしまいそうなので(笑)しばらくの間コメントが投稿出来ないような、非常に安定した設定にさせて頂きます(笑)。こちらのブログを御覧の皆様、コメントを下さる方には本当に申し訳ないのですがどうか御了承下さい。何かございましたらメールにて御連絡下さい(プロフィール欄のE-mailからお願いします)。
ちょこちょこと覗いて下さる方々が思った以上にいらっしゃってびっくりしております。どうもありがとうございます。
また引き続きブログを楽しんで頂けたら幸いです。

2008-08-07

チョコレート・Monkey Mush Down・ディスコ

「ポリリズムっちゃあパフュームっすよねえ。ロッキンオンジャパン行ってきたんですけどマジヤバかったっす!ダンス超ウマくて三人のポジションがクルクル入れ変わるんですよ。歌は口パクでしたけど。客も凄くてフェスなのにパフュームの時だけ入場規制されちゃって。でも僕はこのフィジカル使ってどんどん前に行っちゃいましたけどね!」と灼熱の夏フェスの興奮冷めやらぬ、全身真っ黒に日焼けした20歳の若者と一緒に先程まで仕事をしておりました。
「おおおっそうかっ!パフュームか。確かにあの三人のダンスはキレ味いいからなぁ。ちなみに俺は先月渋谷でダブ・セクステットっちゅうこういうポリリズムで度肝を抜かれたんだが、どうかねこっちの音楽は?。」

2008-08-04

どうやら対談好きのようです

8月3日
立ち読みは世界を変える。いやそんな大げさな。「その日の予定を」にしときましょ。
とある本屋でパラパラめくる「文學界」。ムムッ。ハイッこれ図書館行ってじっくりと。パタンッ。「福岡伸一×川上未映子」対談。「われうわれは蚊柱に過ぎない」って。自分が小さなガスの集まりのように思えてくる。続いて「新潮」。「多和田葉子×川上未映子」対談。「からだ・ことば・はざま」。前にも書きましたし、陶芸やっていてわかってきたことがありますが、「脳が全てを司る」っちゅうのは…考えられん。「身体」が在る。しかも「複合リズム」で出来上がっている。という多和田葉子の言葉が妙に腑に落ちる。ほれこれポリリズム。キクチナルヨシダブオービッツ。

訂正。思考は上手に溜めるものだ。

2008-08-03

科博

0718(F)

上野の国立科学博物館へ行く。美術館ではなく博物館。動物園にしようかと思ったがやっぱり博物館。企画展のGOLD展では金塊をぐわっしとつかんで持ち上げることが出来る。銅や銀に比べてかなり重いのだ。この時だけはみんな相当な金持ちになれるのである。米粒くらいの金からB5サイズの金箔が出来上がってしまうのには驚いた。

続いて地球館。14年間かけて改修工事をおこなって昨年リニューアルオープンした常設展。地下三階の宇宙・物質・法則のフロアだけで一時間以上いた。宇宙は最初豆粒くらいの大きさでビックバンが起きて膨張し続けて…。A4サイズの銀河ができた。んなわけがない。それではビッグバン「前」には、膨張の「外側」には何が?なんて考えていても答えは出ない。確定的な答えを出そうとすると心を病んでしまうので哲学へ向かいましょう。っととと…ここは科博。内田樹の思考と強引にこすりあわせてしまったがこの人面白い。あああっもう渋谷へ向かわなければ。見ごたえありすぎて地上のフロアまで周れず…。月一でここに来ることをお勧めします。

2008-08-01

中身は熱い。

ブログをしばらくサボっていたら8月になってしまいました。先月は結構色々な所に行ったり、本を読んだりしていたので新しい発見がたくさんあって面白かったです。ただそれらを日記に記そうと思うと、余計に考えてしまって書くのが面倒になり結局このあり様…。毎日のように日記を書ける人はすごいです。しかもそれが面白くて文学のようで本にまでなってしまう。新宿のタワレコで、「いちばん冷えている本」はどこにあるのだろう?と冷房の効き具合だけをガイドに本を探し、「うわっここ目茶苦茶寒っ」と立ち止まった所に平積みされていたのがこの本。「中原昌也 作業日誌2004-2007」。
金も思考も言葉も自分だけにとどめていては詰まってしまいます。うまく流して循環させましょう。


2008-07-18

グリーン 300 メッセ。

父親の搬入の手伝いで陽介氏とともに益子の陶芸メッセへ行く。屋内には焼き締めとグリーンのオブジェを五点、屋外の中庭にはグリーンボールを300個! 太陽の光でキラキラと輝いております。
明日19日から10月5日まで開催されるで行われる企画展「栃木の現代陶芸 栃木に潜むチカラ」に出展します。是非御来場下さい。








2008-07-17

日光


先日フラっと日光へ行ってきました。日光の滝といえば「華厳の滝」が有名ですが、こちらは七段になって流れ落ちる「寂光の滝」。とても静かな森の中にありました。あ~癒される~。

2008-06-24

谷口ゼミメンバー 近況報告

ギャラリー・イン・ザ・ブルーで第二回谷口ゼミ展を開催することになりました。開催期間は2009年6月20日~30日までで、展覧会のテーマなどはこれから考えていこうと思っています。前回のメンバー五人に新メンバーも加わって、なかなか面白い第二回になりそうです。

現在のメンバーの活動状況はというと…みんなそれぞれ活発な動きをみせております。

まずは「鉄」の奥住陽介君。
現在、西荻窪のギャラリー&カフェ「みずのそら」で個展を開催しております。期間は今月の29日までです。西荻窪にはギャラリーや雑貨屋さんなどがたくさんあるそうなので、行った時に(28日に行く予定)街中をいろいろと散策してみようかと思っています。詳しくはこちらから。

続いて「歌い手」の石井かりん様。
鹿沼市の「くぐつ・あとりえ」という人形劇団のイベント小屋で行われる静劇「星のおうじさまと…」に出演。28(土)・29(日)の午後19時開演です。今回はコンサートでは無く、人形劇!人形劇って一見コミカルな感じがするのですが、実は奥が深そう…HPも是非御覧下さい。

それから「青年海外協力隊」の森戸泰光君。
前回のゼミ展の開催前にエルサルバドルへ行って一年ちょっと。なんだか最近電化製品を盗まれてしまって悲惨な目にあってしまったとか…。帰国は来年の四月の初めの予定だそうなので、ゼミ展の時にエルサルバドル体験記でも発表してもらおうかと考えております。向こうで習得中のコンガとのセッションも楽しみです。
ラテン音楽で至福の一時。「ヨーヨー・マ・プレイズ・ピアソラ」

そして「スポーツライター」の鈴木康浩君。
第一回のゼミ展では、月一で行っているゼミの様子を鈴木君に書いて頂き、その文章を来場者に配布しました。現在は三鷹にある小林信也さんの事務所で働いています。先週発売された「がんばれ!バレーボール部」という雑誌の中で木村沙織選手や荒木絵里香選手について書いています。これを読めばオリンピックもがぜん面白くなりますよ!絶賛発売中!

最後にワタクシ。
本日より千葉県市川市文化会館で第19回工芸美術工和会展が開催されます。先日行われた日工会展に出展した「risk」が陳列されます。期間は29(日)までの午後三時半までとなっております。お時間ございましたら是非足を運んでみて下さい。

以上、谷口ゼミメンバーの現在の活動状況をお知らせいたしました。
このメンバーが一年後にどのような作品を出展しているのでしょう。第二回谷口ゼミ展、乞うご期待下さい。