2009-12-23

谷口勇三 陶展 

現在、さくら市の「ギャラリー匣」で開催中の私の父親の個展のお知らせです。

2009年12月12(土)~2010年1月17(日)
AM10:00~PM6:00
※1/1(金),2(土),3(日)は休廊
最終日はPM4:00まで

クリスマスグッズ・陶板、陶壁オブジェ・小物、オブジェ・いろいろ花器など200余点の展示販売をいたします。お時間ございましたら、是非御覧下さい。

ギャラリー匣さんのブログはこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/saya_utsuwa





2009-12-08

九日間の記録 <文字編>

11/28(土)
午前。宇都宮湘南新宿ラインで恵比寿へ。ガーデンプレイス内のカフェで軽い朝食をとり、東京都写真美術館へ行く。「ゼバスチャン・サルガドの「アフリカ」展」、と「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ・ブレッソン展」を観る。午後。六本木、国立新美術館の「日展」へ。友達が沢山観に来てくれる。がみんな来たのが終了間際で、作品の前で解説していると閉館の時間に。ちなみに、全部門合わせた3000点を一点10秒で観たとしても8時間かかる計算。10時開館からスタートしてノンストップで観終えるのが閉館時間の18時。お昼食べられない、お茶できない、トイレ行けない(笑)。その後、六本木で焼き鳥&ビール→新橋のHubでチップ&フィッシュ&赤ワイン&ソーセージ。恵比寿で就寝。

11/29(日)
午前。清澄白川駅から東京都現代美術館まで散歩。美術館前の公園で小学生達のサッカー大会を見ながらおにぎりを食べる。「レベッカ・ホルン展」と「ラグジュアリー:ファッションの欲望」を観る。が、常設展示場の作品の方が良かった。特別展示は岡崎乾二郎。個人的には「実験工房」の活動とその作品をもっと観たい。午後は上野の東京都立美術館の「令泉家」。800年前の勅撰集など、国宝、重文の古文に息を呑む。

11/30(月)
アトリエで平面デッサンとマケット作り。図書館でコルトレーンとアート・ブレイキーのCDを借りる。あんまり活用している人がいないみたいですが、ジャズとクラシックのCDなら図書館で。他館にあってもパソコンで予約すればメインの図書館(僕はいつも市立図書館ですが、なぜか借りたいCDはほとんど東図書館にある。ちょっと変わったCDは東にある、という噂は本当だったか…。)で受け取れる。高校時代もよく通っていたが、全然勉強しないで外の芝生で野球ばっかりやっていたのが懐かしい。

12/1(火)
2009年小学校陶芸体験教室第二弾、今泉小学校6年生。午前中2クラス、午後1クラス。いつも思うことですが、陶芸がキライな子って見たこと無いです。これは凄い事実なんじゃないかと。「土と子供」の関係には何かあると思いますよ絶対。給食ありがとうございます。ミートソースのスパゲッティ美味しかったです。懐かしのソフト麺!夕方、ピアノのレッスン。ビル・エヴァンスの「VeryEarly」とビートルズの「Yesterday」。ビートルズはメロディー譜なので左手はコードネームを見て伴奏をアレンジ。なかなか格好良くいかない…。夜はリサイクルショップ「飛行船」のオーナーとお会いする。アンティークショップの鶴田店は、二階がギャラリースペースに。まだ未定ですが、個展をやらせて頂くことになりそうです。

12/2(水)
子供達の作品を削る。無垢には穴を開けて、底には学校名と名前を書いて…でないと、どれが誰のだかわからなくなっちゃうのです。午後は友人のお母さんとそのお友達さんの陶芸体験。小さなクリスマスツリーワイングラスとかなかなかお洒落な作品が出来上がりましたね。

12/3(木)
益子へ粘土を買いに行く。車の中ではPodcastを良く聴くのですが「Lyfestile museum」と「サイエンス・サイトーク」の2番組だけで青森くらいまで行けてしまうのではないかと思います。

12/4(金)
夕方、はるばる滋賀県から日展を観に来てくれたまさるさん家族に会う。会場入り口で誰かに肩を叩かれ、顔をあげるとなんとまたへんがいてびっくりする。おおおなんという偶然。三人の時間が交錯した何とも不思議な三人出会いである。またへん君は池袋で行われる「山海塾」の公演に行き、僕は渋谷のオーチャードホールでの「菊地成孔&ペペトルメント・アスカラール」のコンサートに行く。二幕の頭の流れるようなリズムと音群に体が熱くなる。来年はこれで踊ろうと、リキッドルームでのスタンディングライブのチケットを買う。限定のアナログ盤も買う(←プレイヤー無いのに。)映画本も買う(←来年は映画を沢山観ようと思っとります。)一口餃子を秒殺して終電で帰宅。

12/5(土)
午前。読売文化センターで陶芸教室講師。お洒落な手作りクリスマスリースを作る。夕方、雨。再びオーチャードホールへ。二日目はハードバップにダブエフェクツの「ダブ・セクステット」。途中からゲストでUAが参加。独特の歌声とノリの良いスキャットに痺れる。終演後、今年もまた「みたかや酒場」へ。おでんやもつ煮込みやわかさぎの天ぷらなどなどなどなど。中でも初めて食べた鯨の刺身をにんにく醤油で口に入れた瞬間はもうたまりませんでした。即、白い御飯が食べたくなって注文しちゃいました。ミシュランガイドとか僕には縁のない本と料理店だと思いますが、僕の三ツ星居酒屋は断トツで清澄白川のこちらの「みたかや酒場」であります。

12/6(日)
快晴。清澄白川のカフェで朝食にホットコーヒーとホットドック。近くのたい焼き屋さんで買ったたい焼き君を食べながら両国まで歩く。東京江戸博物館に行こうと思ったが、それほど観たい企画展では無かったので中には入らず、そこから浅草まで歩く。日曜お昼の浅草は~下町情緒あふれるにぎやかさ~。ヘイッ。いっちょ寿司でも握ってくれよぅ。とちょっとリッチに(←嘘。とっても安くてとっても美味しい。)カウンターでお寿司を食べる。それから上野公園まで再び歩いて上野の森美術館で「チベット展」を観る。展覧会では見えてこないチベットと中国の関係も理解しなければと思う。夜の仕事に合わせ、上野発の宇都宮線で帰宅。

日展を終えて

第41回日展が終了いたしました。美術館に足を運んで頂き、僕の作品を観て下さった皆様、本当にどうもありがとうございました。「今回初めて、日展を観たけれど、イメージしていたよりも面白かった。」「数が多くてじっくり観られなかった。今度はもっと早く来よう。」「国立新美術館にも初めて来たけれどお洒落だね。」「工芸美術部門が一番面白かった。」といった感想を沢山頂きました。展覧会が終わった今、初入選した喜びもそうですが、これまで「工芸美術」というジャンルを知らなかった方々が、興味を持って下さった喜びも一入です。「うつわ展」や「陶器市」には行った事があります、現代アートって面白いよね、といった声はよく聞きます。これから先、「工芸美術」が発展していくか否かは僕の世代の若い人達が鍵を握っていると思います。これは、作家に限らず全員です。(鋭い「批評家」が現れることを願っているのですが…。)陶芸に限って言えば、「朝日陶芸展」や「益子陶芸展」などの大きな公募展も無くなり、器を離れた抽象造形を作る作家も少なくなった、といった厳しい状況にありますが、言葉では説明のつかないような焼き物が全く存在しなくなったとしたら、とても寂しくつまらない世界になってしまうことでしょう。その「焼き物」の実像がまた何かに変容するような、イメージの虚像が新たな世界の扉を開くような、ジャンルとジャンルが鬩ぎあうような、熱く、沸々とした臨界点が一番面白く、そこが見えそうで見えないもどかしさが更に創作意欲を掻き立てるのです。今後も良い作品を創ろうと勉強を重ねていきますので、どうぞ宜しくお願いいたします。どうもありがとうございました。

2009-11-27

「時蹟体」



日展も残すところあと10日となりました。会場に観に行って下さいました皆様、どうもありがとうございます。ブログでは写真を載せていませんでしたが、こちらが今回の僕の作品「時蹟体」(じせきたい)です。横幅は50cm位ある陶器のオブジェです。実物や絵ハガキを見て下さった方からの評価が高く、また初入選のお祝いの言葉も頂いたりと、大変嬉しく思います。初入選というのは、一生に一度しか無く、それだけにこの日展の開催期間中は少し特別な思いで過ごしています。既に観て下さった方や今、初めてこの写真を見た方、これから観に行かれる方にはふわりと自由にイメージを浮かばせて頂きたいので、今回の作品についてのブログでの解説は日展終了後にさせて頂きます。僕は、自分の作品を会場でも写真でも一番多く観ている人だと思いますが、この作品、不思議と見飽きる事が無く、既視感を全く感じないのです。皆さんはどのように感じますでしょうか?

僕は明日の28日(土)に会場に行く予定です。日展は世界最大規模の公募展ですので見応えがありますよ。お時間ございましたら、是非この機会に御来場下さい。宜しくお願い致します。

Autumn Leaves







2009-11-26

Claps企画展vol.1 「家具と器」展

谷口ゼミのメンバーは「何処かで誰かが何かやっている」(もしくは何処かに行っている(←モリト君は今アメリカで彫塑の勉強中です。ブルックリンのゲットーみたいなところで生きていますと言ってました。)、もしくは疲れすぎてヘバっている(笑)。)ので、面白いのですが、明日からサイトー君が山形で展示会を開きます。益子の陶器市の二日目まで建ててあった「幻の小屋」(←その日の夜中に降った雨で見事にぶっ壊れたのである。)に展示してあった素敵な木工家具を作っている「Claps」というお店の企画展です。
詳細はこちら→http://www.claps.biz/node/30

僕も行こうと思ったのですが、スケジュールが合わず今回は断念。お近くの方がいらっしゃいましたら是非足を運んでみて下さい。


おおっ。クリスマスまであと1ヶ月。

その翌日は、友達が5人で横浜と埼玉からはるばる陶芸体験に来てくれました。このシーズンならではの手作り陶器のクリスマスツツリーに挑戦!粘土の紐を一本ずつ積み上げて三角山を作っていくのですが、だんだん広がってきてしまって悪戦苦闘。口をすぼめていくのは簡単なようでなかなか難しいのです。コツとしては上に乗せる粘土は下の粘土よりも内側にくっつけて、両手で寄せていくとうまくいきますよ~。ツリーの土台ができたら☆と柊の葉と実を着けて、最後に「ポンス」という道具やカッターナイフを使って自由に穴を開けていくと完成です。部屋を暗くしてライトを点燈した瞬間、天井や壁にまで幻想的な光が照らされて感動ものでしたね~。この季節、大谷は夜になると急に寒くなるのですが、みんなの手作り陶器に囲まれているのでちょっと温かいかも。

日展 親子鑑賞教室

22日の日曜日は日展のイベントで行われた親子陶芸体験教室のスタッフとして参加してきました。これは、毎年日展の開催期間中に国立新美術館の講堂で陶芸や絵や彫刻や書など様々な分野を日展作家の指導の下で子供達が体験できるという、僕が子供だったら絶対毎年参加しちゃうような楽しい企画です。

今回の陶芸部門のテーマは「タタラとカラー粘土でマグカップを作ろう」でした。タタラというのは薄い粘土の板の事です。大きな粘土の塊を同じ厚さにスライスし、その一枚の粘土の板の上に黄色やピンクなど5種類の粘土を自由に載せて絵柄や模様を作り、ローラーを転がしてプレスします。それを水道管などで使用されているような塩ビのパイプに巻きつけて筒状にし、底のパーツとしっかり張り合わせてから最後に取っ手を付けて完成です。筆で絵を描くのでは無く、粘土を指で置いていきながらイメージを膨らませていくのが面白そうでしたね。また、それまで平面的であったものが、ぐるりと一周すると絵が全部見えるというのが一つの物語性を感じます。子供達もまた陶芸をやってみたいと喜んでいたので来年も楽しみですね。

2009-11-20

「Quattro」ではなく「ふわとろ」だった。

アトリエで轆轤を回して寸法指定の湯呑みや小鉢を沢山作り、気がつくと日が暮れている、といった職人的な仕事を終え一昨日は陶器市の打ち上げでもんじゃ&お好み焼き屋に行きました。駄菓子屋で食べる「もんじ」以外は邪道である、という考えで今までその類のお店でもんじゃ焼きを頼んだ事が無かったのですが、試しに頼んでみた300円のベビースターもんじゃが美味しくて驚きました。きっと僕の焼き方が上手かったからでしょう(笑)。(←ちゃんともんじゃの焼き方があるのですね。バジャーっと適当に焼こうと思ったらサイトー&オーシャンに止められました(笑)。でも二人のもんじゃ焼き講習を受けたのでもう大丈夫です。)他にはお店の名物ふわとろ焼き、牛スジのお好み焼き、イカのモダン焼き、キムチチゲ鍋(しめに雑炊)…とたらふく食べてちょいちょい飲んでめちゃめちゃ話をしてたら「あっもうこんな時間だ。」という時間よりも大幅に3時間以上経過していたという恐るべきカイロス時間を体験。もはや一日24時間が一体どのくらいの時間なのか、わからなくなっています。今度、1秒から3600秒まで一時間をきっちり数えてみようと思います。


今日のYouTubeは最近知った「Alarm Will Sound」という現代音楽のグループ。エイフェックス・ツインのカバーなどもしていますが、途中からヴァレーズの「Integrales」の演奏が始まったのでちょっとびつくり。

2009-11-16

EDGARD VARESE

続きましてはエドガー・ヴァレーズの「アメリカ」。

美女&イケメン揃いの若い楽団が、この曲を演奏している、ということがまた凄い。

こちらは最後のクライマックスですが、前半も良いので是非。

2009-11-14

秋ですが春の祭典

昨日は年末恒例小学校陶芸体験教室第一弾(来月は4校あります。)、豊郷北小学校の子供達と一緒に陶芸を、今日は一人で轆轤を挽きまくり、明日はゼミで版画をやります。

そしてブログにYouTubeの動画を貼り付けるやり方を教えてもらいました!僕の好きな動画をいろいろ紹介していきたいと思います。(←とは言ってもあんまり見ないのですぐにネタ切れになりそうですが…)

まずは秋の夜長にバレエなどいかがでしょう?
ニジンスキー「春の祭典」。Part3までありますので最後まで全部見ちゃいましょう。

2009-11-12

久しぶりの完全休養日

陶器市明け後は読売文化センターでの教室と陶芸体験教室の講師業を終え東京で一日芸術鑑賞。テアトル新宿で映画「パンドラの匣」を観てから六本木へ向かい、日展をもう一度時間をかけてじっくりと観る。それから渋谷のタワレコでクラッシック、現代音楽の視聴をしまくり中野でとある日本のロックバンドのライブに。それまで変拍子や実験音楽ばっかりだった頭の中がきっちり4拍でとろりと落ち着く、のか着かないのかわからないこのギャップが非常に中野的で良かったです。中野といえば昔、サンモールからちょっと横道に入ったカメラ屋の上の部屋で(←全然どこだかわからないじゃないか(笑))「行雲流水」というグループが月に一回くらい面白いライブをやっていたのを思い出します。入場料が500円で机の上に置いてあるスナック菓子やビスケットやソフトドリンクが食べ放題飲み放題でパイプ椅子に座って演奏を聴くというかなりゆるいライブでお客さんも10人くらい。ある時はお客さんだと思っていた人達が全員メンバーで、実質のお客は僕一人だけなんじゃないのか、と思った日もあります(笑)。演奏は10人くらいのメンバーが全員ピアニカで合奏していたり(←スコアが「●■◆○」といった記号楽譜でした。)ノコギリをフワンフワンしていたりライブの前にマジックショーをやっていた時もありましたね。またこんな小さな不思議なライブに行ってみたいと思いながら深夜に大ケストラを聴いているワタクシ。

行雲流水とその関連のサイト
http://www.sndwm.com/kr/
http://www.sndwm.com/
http://www.sndwm.com/tnw/
http://www.h5.dion.ne.jp/~ayacol/

懐かしい~。

2009-11-06

益子陶器市を終えて

日展の内覧会、レセプションから益子の陶器市へと、激流のような一週間でした。まずは益子の陶器市。人の流れの無い坂道沿い、という最悪の立地条件の僕のテントに来て頂いたお客様に大変感謝しています。やる前から予想はしていましたが、おそらく陶器市中一番お客さんが来なかったテントであると思います。集客や売り上げ、といった数字の面においては厳しい結果となりましたが、その中でも「益子の陶器市っぽくなくて逆に新鮮(←ジャズや現代音楽を流し、クリスマスツリーやリースを置いてあったのはここだけでしたね。)」「落ち着く(←人が来ないので(苦笑))」「話が楽しい(←僕とオーシャンとサイトー君の漫談は最終日にはグダグダでしたが(笑))」といった嬉しい声を頂くことが出来たので参加して良かったです。また、現在日展に陳列されている僕の作品の写真を観て興味を持って下さった方が意外なほどいらっしゃったので、次回からは食器だけでなく抽象的なオブジェも展示したいと思います。他の窯元や作家のテントをぐるっと観て回っている時に、次回からの展示のアイデアがどんどん出てきました。だいたいほとんどが、食器を並べて、はい、いかがですか?というような販売スタイルですが、そこにオーシャンは新しい益子焼きを多田羅窯ブランドとして展開し、サイトー君は椅子やテーブルなど木工家具も加えた一つのモデルルームを提案し、僕は造形を主とする工芸美術から攻め入るような刺激を益子の陶器市に与えようかと思っています。今回の経験からだいたい感じは掴めました。より多くの方々に楽しんで頂けるよう来春までに戦略を練ります。御来場くださいました皆様、どうもありがとうございました。そして、出品者の皆様、どうもおつかれ様でした。また来年、益子でお会いしましょう。


上 僕の作品
下 サイトー君

2009-10-29

雀宮大谷六本木有楽町益子

これから3日間の予定がまさにHellSonicですが…

<29日>そろそろ就寝→起床→益子陶器市用の作品に釉掛け、本焼き→日展の内覧会→レセプション→<30日(日展開催!)>帰宅、就寝→起床→益子へ搬入、テントの準備→夜の仕事→<31日(益子陶器市開催!)>帰宅、就寝→起床→窯出し→焼きたてホヤホヤを陶器市へ。という流れです。
日展と陶器市、どちらもよろしくお願いいたします。
陶器市のテントには「栃木県窯業技術支援センター」を目指して来て下さい。共販センターの駐車場にある巨大タヌキの後ろ側です。

2009-10-28

Ballet

相当に計算された気が狂ったような非常にブっ飛んだ音楽のせいでいつにも増して乱文になりますがお許し下さい。最近ではクラシックや現代音楽などをたくさん聴いていて、「こんなに素晴らしい音楽がこの世にあったのか。出会えてよかった。一生出会えなくて人生を終えてしまう可能性だってあったのに。」と思うことがあります。先程聞き終えた音楽も。自分の体温が激しく上昇したかと思えばゆっくりと下降し再び高熱で脳内で踊るしかなくなり最後には浄化されるといったような感覚。「カタルシス」?いやそんなに簡単に出てくるような意味では無いはず。作者菊地成孔の解説が待たれるところです。

New York Hell Sonic Ballet


新しく買い換えたイヤホンを両耳に挿入し自宅の部屋を真っ暗にして目を閉じて音を待つ。飛び込んできた激しい音群は、舞、跳、戦、流、踊、痺、速、獄。今度は大谷石の小屋の中で爆音で流しながら身体を揺らして踊ろうと思います。そして、12月には生演奏を聴きに行きます。

2009-10-26

nước mắm

今日はベトナム人の友人が「フォー」を作ってくれまして、これがもうとっびっきりウマくて気がつけばスープも最後の一滴まで全て飲み干していました。最近食べた麺類の中で文句無しの最高麺です。僕はこのごろ、どこのラーメン屋に行ってもちょっとしょっぱいなぁ~と思うのですが、友人のフォーは鶏肉のダシが効いたあっさりスープで、今日ほどれんげが大活躍した日はありません。しかも後からじわ~っと辛さが広がって体がどんどん温かくなってくるのです。隠し味は「ヌックマム」。アンチョビを原料にしたベトナム料理には欠かせない調味料なのだとか。今度はまた違ったベトナム料理を作ってくれるそうなので何が出てくるのか楽しみです。

2009-10-25

2009-10-24

2009-10-23

brother?


寒くなってきましたね~。

2009-10-22

脳は味噌、胃は醤油。

今日は、朝一で髪の毛を切りに行き(一時間くらいずーっと話しっぱなし笑いっぱなしで気が付くと髪の毛が切り終わっている、という毎回不思議な魔法をかけられる行き着けの美容室にて。)アトリエで茶碗を削り、あやさんの個展を観に行き(穴窯で焼いた豆皿や蓋物の御香入れが小さくてかわいかったですね~。)お洒落カフェでクリームパスタを食べ(野菜が10種類くらい入っていてヘルシーでとても美味しかったです。お店の名前を忘れてしまいましたが、後で調べたいと思います。)アトリエに戻ってひたすら削りをやって、仕事を終えては深夜のラーメン。先ほど帰宅し現在午前2時20分。脳味噌と胃の中が少々暴れております。映画「殯の森」を見ようか夢を見ようか迷っておりましたが夢を見ることにしました。おやすみなさい。

2009-10-21

pampas grass

以前からいつかは買わなければと思っていたインパクトドライバーをついに購入。これで展示小屋の組み立てスピードがアップすることでしょう。作品の方もクリスマスツリーやリースなど、陶器のクリスマスグッズを制作中です。これらを陶器市に出品する予定ですのでお楽しみに!

2009-10-20

初入選!

第41回 日展に初入選することができました。今回の作品は自分の感覚の中でひとつ「突き抜けた感じ」があり、作品自体も新しくパワーのあるものになりました。制作後の手ごたえや充実感が大きく、より沢山の人に観てもらいたいと思っていたのでとても嬉しいです。作品の写真は、図録や絵ハガキが出来次第こちらにアップしたいと思います。今月の30日から12月6日まで、国立新美術館で開催されますので、お時間ございましたら是非御高覧下さい。

詳しくはこちらから→第41回 日展

chestnuts


2009-10-18

ならば靴底を斜めに

今日は陶器市でテントを張る場所を調べるために益子に行く予定でしたが、一緒に行く予定だったサイトー君が電車のドアにあごひげが挟まり、そのまま三駅間、自由に身動きが取れない中、決して焦ること無く極めてクールにその状況を撮影した写メールを僕に送ってきたおかげで、一日中笑いが止まらず運転もままならず安全性を考えて月曜日に延期することになりました。(←ウソですよ~ウソウソほんとは仕事の都合です。)テントだけでは無く、自分達で簡単な小屋も建ててしまおうかと考えていますが、何せ坂道なのでそのままでは建物自体が傾いてしまうのです。何か対策を練らねば。


2009-10-16

タバスコ

緊急告知!いきなりですが、ワタクシ益子町で開催される秋の陶器市に初参加いたします!先程、一緒のテントで出品するサイトー君とオーシャン君と三人でCOCOSのピザとドリアを食べながらミーティングをしてきました。僕はこれまで陶器市には客として友達のテントに遊びに行っていたのですが、今回は出品する側になるため、また違った楽しみ方が出来そうです。しかも、陶器市一、人が来ないという最悪の場所をあえて選び、とってもセンスの良い上質の品物を出品する、というプロの商人では絶対に考えない、考え抜いた素晴らしく無謀なコンセプトが陶器市にピリリとスパイスを効かせること間違い無し!目印は「赤テント」。場所は窯業技術支援センターへ向かう坂道沿いです。(後で地図もアップします。)期間は10月31日(土)~11月4日(火)までとなります。詳細がまとまりましたらまたブログで告知いたしますので、よろしくお願いいたします。

2009-10-15

2009年10月 谷口ゼミ

先週の谷口ゼミでは制作は行わず、益子の土祭や新潟のトリエンナーレの話をしました。ゼミは月に一回ですので、その間にゼミメンバーが行った展覧会やイベントなどの報告にみんな興味深々。こうした情報交換の場としても谷口ゼミは開かれているのです。

さて、本日より井上文さんのやきもの展が始まります。薪窯で焼いたかわいらしい茶陶が気になりますね~。


井上 文 やきもの展
Aya Inoue Ceramics Exhibition

2009.10.15-10.25
11:00-17:00 会期中無休

場所 GALLERY 淡風荘
宇都宮市桜4-16-21
phone&Fax 028-622-3309

栃木県立美術館の近くです。



2009-10-09

hakuju hall

いやいやとっても面白いトークイベントでした。以前雑誌の「文学会」の中で、「言葉が人に着地したときに、同時に爆発させたい。」とか言ってまして、沸々と燃えているイメージがあったのですが、実際初めて生で見た川上さんもイメージ通りの熱い女性でした。映画「パンドラの匣」も是非観に行こうと思います。

2009-10-08

台風二過

昨日、無事日展に出品する作品の搬入を終えました。誕生日とこの最後の研究会を兼ねた搬入日とが重なることは、30年前に生まれた時からの僕の宿命なのでしょうか。昨年と同じく、31年後の今年もブチ当たり、年間最小睡眠時間で仕事&勉強&作品のアピールをしてきました。後は結果を待つだけですが、自分では最高の作品に仕上がったと思います。

一夜明け、嵐のような日々が一段落したかと思いましたら今度は巨大な台風が上陸してきました。さっきまで物凄い強風が吹き荒れていましたが、今は少しおさまって晴れてきました。上空の雲も穏やかに流れています。電車がどこまで動いているのか少し心配ですが、台風の進路と逆行し、僕はこれから再び東京へ出かけようと思っています。

菊地成孔と川上未映子のトークイベントを聞きにいってきます。ではでは。

2009-09-30

写真の整理

今まで行なった展示会の写真のデータを整理しました。近々flickrの方へアップしようと思います。

現在流れている音楽 チェット・ベイカー 「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」
最近読み始めた本 菊地成孔&大谷能生 「アフロ・ディズニー」
最近読み終えた本 川上未映子「ヘヴン」
最近迷う事      マックのコーヒーをホットにするかアイスにするか。(←コーヒーだけ注文して、本読んだり、頭ん中整理したり、ノートに落書きとかしてます。深夜に。)

2009-09-28

近況

久しぶりのブログの更新です。この約二ヶ月間に一つ大きなオブジェを制作していまして、現在は最後の仕上げとして紙やすりで磨いているところであります。この作品に掛ける釉薬も自分で調合して実験を重ねているところです。程よい緊張と弛緩が繰り返される芸術の秋。結構強烈。

2009-09-03

富士登山-10

PM5:00
ここから更に砂が多くなり、飛ぶようにして走る「砂走り」走法で一気に下る。
途中で元気に復活したスズキックスと合流。










PM6:00
六合目の樹林帯を抜ける。
もうすぐゴールだ…



そしてついに…
ゴール!!
朝出発した地点に帰ってきました!




PM 18:20
フジノボリックス、全員無事下山!

往復約11時間。富士登山は想像以上の苦しさでしたが、一歩一歩の積み重ねで初めて大きなことを成し遂げられる、という事を全身で感じられた大きな経験でした。まずは、はじめの一歩から!これからも、いろいろな事に挑戦していきたいです。

2009-09-01

富士登山-9

PM3:30 山頂で体力を十分に回復させた後、いよいよ下山開始。










写真では、なだらかな下山道で楽に歩いているように見えますが、
実際は砂の多い急斜面でかなりキツイ…。








2009-08-22