2012-03-21

浅川伯教、巧兄弟の心と眼ー朝鮮時代の美

昨日は栃木県立美術館の「浅川伯教、巧兄弟の心と眼ー朝鮮時代の美 」を観てきました。この兄弟の事は全然知らなかったのですが、李朝の陶磁器や工芸品の美を見いだし日本に紹介した二人の活動がなければ、柳宗悦を中心とした民芸運動も起きなかったのだろうと思います。最近、自分は抹茶碗を作っているのですが、こうした源流の事も勉強していかなければなと感じた展覧会でした。迷っていたのですが、最終日に行ってきて良かったです。

銀座のGallery Petitluxe で開催中の、奥住君と松崎君の二人展を観に行ってきました。漆の作品は日工会などで観て学ぶ事はあるのですが、素材や制作工程の知識は全く無かったので、漆作家の松崎君との話がとても新鮮で楽しかったです。漆と聞くと敷居が高い感じがしますが、「どんどん使ってもらいたい」と言っていた彼の作る、普段の生活の中で気軽に使えるようなお皿やスプーンなどの作品からは、漆をもっと身近にとの思いが伝わってきました。また、何回も薄く漆を塗り重ねる作家の制作過程と、何年も使い込んでいくと下地が景色として現れてくるという、行為と時間の層の変化が、漆の持つ素材の魅力の一つなのでしょう。

会場の写真を撮らせてもらおうと思っていたのですが、話に夢中ですっかり忘れてしまいました。

奥住君のブログに載っているので是非ご覧下さい
http://270608.jugem.jp/

2012-03-14

「さんて」で個展を行います!

徐々に知られてきている知られざる宇都宮の最重要陶器店、「さんて」で個展を行います。小さなスペースですが、茶碗や花器など、普段の暮らしを豊かに楽しくさせるような作品展です。是非、足を運んでみて下さい。

会期 2012年3月15(木)~25日(日) (月曜定休)
時間 AM10:00~PM6:00
場所 器とギャラリー「さんて」
宇都宮市4-6-4 中山ビル1階
028-624-6255

鉄の雨音 ~自作スリットドラムを叩く

鉄作家、奥住陽介君が叩く自作のスリットドラム!
そして僕のこの、天才的なカメラーワークとゼミ中の陶遊舎の貴重な内部映像(笑)!

第16回 陶遊舎展

動画でも陶遊舎展をご堪能下さい。